今年の夏前までは週に1度のフランス語クラスに通っていたのですが今はクラスに通っておらず、日記を書く(そして夫にその日記のフランス語をチェックしてもらい、声に出して読む)ようにしています。
実際にこれをやり始めていいなと思うポイントは、今の自分に必要な単語や語彙力を増やしていける事。私がフランス語を学ぶ目的は第一に夫の家族や友人とフランス語でコミュニケーションを取りたいから、第二に日常生活に支障ないレベルのフランス語を身につけたいから。なので、おのずと自分の生活に密着した単語や表現をつかうことになる日記を書く行為は意外とよいなと思っています。もしビジネスで通用するフランス語を学びたければ逆にこの方法じゃ全然だめかも。どんなフランス語を何のために学びたいかによって勉強法も変えるとよいのだろうなと、最近思い当りました・・・外国語勉強している人ならみんなもうすでに知っているのかも。。
日記を書く時、頭の中で書きたいことをまずは日本語で考えてしまいます(これ、直接フランス語で考えられるようにもちろんなっていきたいのですが)。でも、自分で文章を作る時、日本語からフランス語に翻訳するのは辞書をつかっても難しい事が多いです。文法的にも単語的にも英語で考えてからそれをフランス語に翻訳する方がかなりスムーズ。私の場合英語も時制などの文法がかなりあやしいのでそのあたりは問題ですが。。
先日は日本語の「こだわり」「こだわる」にあたるフランス語がないって話になりました。
(※辞書では「こだわる」で出てきちゃいますが、実際ネイティブの人に確認すると日本語で言いたいニュアンスと違っちゃう)
たとえば、
1. 彼はインテリアにはちょっとこだわるタイプ
2. 彼女はヨガしてるから食べ物にもこだわってるらしいよ
とか、この日本語文をそのまま翻訳するのが難しいんです。
考えたら英語も同じかも、と気がついてちょっと調べたら、英会話動画配信たくさんしているYoutuberのバイリンガールちかさんの動画に「こだわりは英語で?」っていうビデオがありました。その中でも英語で日本語の「こだわり」にぴったりあたる表現がない、ということと、そのとき言いたい「こだわり」ってもっと具体的に表現するとどういうことかを考えて英語にする、っていう説明がされてました。フランス語でもぴったりの単語や表現がないから同じように考えるしかないんですが、そもそも日本語の時点で「こだわる」はこだわるという言葉のニュアンスそのものをこちらは理解してるから、さらに具体的に言うと、、って考えること自体が意外と難しい。上の例でいくと、
1. 彼はインテリアに重きを置くタイプ/インテリアを大切に考えるタイプ
2. 彼女はヨガしてるからオーガニック食品しか選ばないらしい/ビーガンらしい
とか、もっと詳しい情報入れる感じになるといったところでしょうか。でもこれって、なんだか最初の気軽さがなくなっちゃっている感じもしますよね。
「こだわり」って意外と日本独特の言葉なのかも。他言語でぴったりくる言葉をもってる言語はあるのかなとちょっと気になりました。英語やフランス語でこだわりを辞書で調べて出て来るのって、ネガティブなニュアンスが含まれる表現のことが多いようです。執着してる、とか、~についてうるさい、とか。
日本語では良い意味でも悪い意味でもつかわれることがあるけど、良い意味の場合も多いですよね。物事にこだわることがよいことっていう考え方自体がどこか日本的なのかも。
私は日本人だからなのか、人生においてその人ならではのこだわりが何かしらあるって人の方が面白いし信用できるかな、とつい感じてしまいます!
※写真はブリュッセルのフラジェに週末に出ているマルシェのオリーブ屋さんです。
オリーブだけでこんなに種類があって、ベルギー人は日本人よりオリーブにかなりこだわりがありそうですけど・・・