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  • 執筆者の写真tokyobruxelles

出生率の高さの違いのなぜ


写真はテーマと関係ないけど、ブルージュで乗った小舟から撮ったもの。

ブルージュ、すごく素敵で美しい場所で広くない街だけど泊まってみたいなと思った!


さて、インターネットなどでよく「フランスの出生率の高さの理由」みたいな日本語の記事をよくみかけます。社会保障が充実しているからだとか、男性が家事育児に良く参加するからだ、とか、働き方、勤務時間、フレキシビリティが理由だとか。。何となくそんな記事を読み、何となく、そうなんだーとわかった気になっちゃうのがこの件に限らず情報が溢れている社会のこわいところだなと思ってはいても、何度もそういうの、目にしているとやはり知った気になってくるものですよね。

誰も「ベルギーの出生率」に関して書いていない気がするものの(探してないのでわかりませんが)お隣のフランスとそんなに事情は変わらないのではないかと勝手に思っているのと、夫の友人にはフランス人も多い(特に日本で知り合うフランス語圏の人といったら圧倒的にフランス人が多い)ので私の狭い狭い知り合い関係の中での実感でフランス・ベルギーと日本の出生率の違いについて感じている事があるので書いてみようと思います。


まず今のところフランスやベルギーは出生率が高い、という実感は私にはあまりないです。そりゃあ実際にそこに住めば違うと思います。ただ私の周りに関して言えば夫の同世代、または夫の兄弟の同世代、の中に子どもを持っている人がほとんどいません。夫は30歳です。30歳だと日本でも子供がいる人は特に男性だと少ない気もしますね・・・だから友人関係でいえばみんな子どもをもち出すのはこれからなのかもしれません。フランス人と話をしていて、フランスの出生率(と、結婚の率)は移民が高くしている、って聞いたこともありそれは確かそうだと思っています。

夫のお兄さんには子どもがいます。あと、20代30代の友人たちの兄弟姉妹が日本の友人たちに比べて多いな、っていう印象があります。実際に集計とかしてないので印象なのですが。。で、そういう話をしていて日本に比べて格段に多いのが、両親が離婚や再婚している(または結婚してなくてもパートナーが変わる)ケース。だから、私の超個人的な印象としては、フランスやベルギーの出生率が日本と比べて高いのだとすれば、それは離婚再婚でパートナーが変わるケースの多さが関係している、つまり、特定の相手と子どもを持ったから一生その相手をパートナーとしなければならないというプレッシャーの低さと、前のパートナーとの間にすでに子を持っていても新しいパートナーとの間にも子を持つことに対してのハードルの低さが子どもの数を増やしているのではないかと。


これに関して良い悪いはちょっとわからないけど、もともとカトリックの国であるフランスが現代こんな感じになってる歴史の流れや背景は勉強したら面白そうだなって思ったりします(面白そうだと思う事たくさんあるけどなかなか実際に手をつけない私・・・)。


相手にすでに子どもがいたとしても、または自分にすでに子どもがいたとしても、新しいパートナーとカップルになることへの気持ち面でのハードルは、フランスやベルギーは日本に比べてすごく低い、と思います。両親や友人に何て言われるだろう、みたいな不安や恐れもヨーロッパの方が確実に少ないと思う。

今のところ日本との出生率の高さの違いに関する個人的に腑に落ちるいちばんの理由がこんな感じです。

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