子連れ長距離フライト〜ブリュッセルまで13時間〜

子連れ海外が初めてだったためもちろん初子連れ長距離フライト。下の子に至っては飛行機に乗ること自体が初めて。13時間ということで飛行機に乗っている時間は長いものの、現在の住まいは埼玉で成田空港まで車で当日に行ける、大人二人に子供二人、直行便、ブリュッセルの空港には親族が車でお迎えに来てくれて義実家まで30分！ということで、ヨーロッパ里帰りとしてはかなりラクな旅路なのではないかと思います。とはいうものの子ども二人との初長距離フライト（下の子は座席なし、しかしバシネットも不使用）には緊張し、事前に経験のある人にコツを尋ねてみたり、持ち込み荷物をあれもこれもと色々準備したりして当日を迎えました。早朝に家を出て、午前発の便に乗りました。「子連れは夜便でないとツラいよ」と言われていたものの、そんなに選択肢もなく、直行便に乗れるしねということでこの時間に。下の子はまだ毎日昼寝もするし、朝早く家を出て疲れるだろうしなんとかなるかなーと思っていて、結果なんとかなりました。上の子がもうひとりで座ってヘッドフォンをして動画をみられる年齢（３歳）なのがかなり助かった。下の子はそうはいかないしすでにイヤイヤ期に突入しかけてる気配もあったし隙あらば走りまわりイタズラしたいタイプで声も大きいので覚悟していましたが思っていたよりは意外と大丈夫でした。食いしん坊だから泣き喚きが激しくなりそうなら食べさせればなんとかなるってのも助かりポイントでした。

上の子は早朝出発の車内でも寝ず、飛行機に乗っても離陸から8時間は起きていて、子が起きていると私も寝ることはできずそれが辛かったものの、色々と用意していたおもちゃ系グッズはあまり使うこともなく、もちろん途中で上の子も「長すぎる！降りたい！」となる時間もありつつも、割とダメージ少なく着陸を迎えることができました。今回ANAで行ったのもたぶんだいぶストレスを軽減してくれた気がします。国際線で日本の航空会社を使ったのは初めてだったけど、きれいだしサービスは丁寧だし、子どものご飯やノベルティも日本らしい気遣いがあり、感動しました。お値段やはり高いけど、高いだけある。特に行きは。帰りはベルギー発だから、地上スタッフは現地の方だし、ヨーロッパで用意された機内食が提供されることもあってかなんとなく日本発のサービスとは違う点が多かった。

今回長距離フライトのために私が機内持ち込みで準備したもので役立ったものは、

・フライトット（機内の座席の前に置き空気で膨らまして足元の隙間を埋めるクッション）

・子ども用ヘッドフォン

・パウチのフルーツピュレ（コストコとかで売ってるやつ）

・付録付き子ども向け雑誌

・子どものお気に入りぬいぐるみとブランケット

ですね。たぶん子どもの遊びの好みや性格や普段の家庭での育児方針がすごく影響する気がしたので、経験者に子連れフライトの極意を聞きまくってもあまり意味はないのかなと今回実感した次第です。子育てっていつ何時でもだいたい大変なこと多いですよね。結局機内もその延長でした、逆に言えば特別じゃない（当たり前か）。他に細々としたおもちゃやらシールブックやらお絵描き系やらアニメをダウンロードしておいたPCやら色々と用意していたけど結局一度も取り出すことがなかったものがほとんど。ANAだったため日本語のアニメがたくさん席のモニタで見られたし、そのモニタが壊れてることもなかったし、途中少し機内を歩かせたりしつつ夫と二人体制だったのでなんとかなりました。

ただ、子どもケアについて以外に自分のことでもできないことがすごく増えますよね。まあ寝れないとかトイレ行くタイミング難しいかなくらいは予想できましたが、小さい子と乗るとホットドリンクを提供してもらえない（実際危ないし）、自分のご飯を食べるのが難しくてもういいやってなっちゃうとか。映画見るとか無理に近い。私はホットコーヒーやスープを飲めないのがちょっと辛く感じました。あとは子どもが寝た時に片手とかで食べやすいものを自分のために持ち込んでおくと食事提供のタイミングと自分の食べられる時間のタイミングが合わなくてもそんなに気になりません。

帰りはむこうの夜発便で、確かに寝てくれた時間は行きより長かったけどすごく寝たわけでもなく、大変さはそんなに変わらなかった気がしました。ヨーロッパ着いたら結局日本と時差があるわけだし、我が家にとっては子連れフライトでも夜発便にはそんなにこだわる必要ないかなとの実感です。子どもって成長が早く数週間単位とかでどんどん変わっていくし、今回の経験が次にどのくらいいきるかも不明ですが、家族として経験値は上がったなっていうところです。