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  • 執筆者の写真tokyobruxelles

【映画】グリーンブック 感想と日本での外国人の家探し


※写真は数年前行ったイタリア・ミラノで撮ったもの


最近グリーンブックという映画を観ました。何年か前に話題になってたことは知っていたし映画館で予告を見たりはしていたものの、アカデミー賞とかで評価された人種差別に関する映画・・・みたいな情報で完全に興醒めしちゃう私のひねくれた性格のせいで予告の内容とか忘れた頃に何故かふと観てみたらけっこう面白くて好きでした。

メインの二人の演技が面白くてよかった。すっごく平たく言うと、アメリカで黒人ピアニストとそのマネージャーになるイタリアの白人が友情を育む話(こうやって書くと全然面白くなさそうですけど)。イタリア人役の俳優のイタリアン訛り英語とイタリアンジェスチャーが効いててそれも面白い。

ピアニストがアメリカ南部にツアーに行って差別的な扱いを受けるのですが、黒人は白人が食事する高級レストランには入れないと断られるシーンがあるんですね。そのレストラン側の断り方が「これは差別じゃなくてルールなんです」「決まっちゃってて変えられないんです」みたいな言い方で、なんかそこでみょうに・・・あ、こういうの世界共通なの?という感覚になったんですよね。

今年に入って私たち家族は引越しをしました(引越し後実際は東京ブリュッセルじゃなくて埼玉ブリュッセルになっちゃってます。。)。昨年秋は引越しするつもりで埼玉県を中心に色々家探ししてたのですが、家探しが難航したんです。東京では今まで感じたことなかったのですが、家族世帯が住むような感じの賃貸物件では外国人だというだけで断られてしまう確率がかなり高くて、住みたいと思った物件は内見すらさせてもらえないか審査で落ちてしまうことが続きました。私たちはいま夫が会社員で妻である私は無職なので契約者は夫になりますが、じゃあもし日本人である私が働いていて契約者になれるならいいのだろうかと思って聞いてみても、住人に外国人が含まれる場合オーナーの意向でお断りですという回答がほとんどで。え、、今でもそういう感じ?というびっくりと、いくら住みたい物件を見つけても無駄足になるイライラで(プラス子連れでの家探しは夫婦だけで探すときより体力消耗激しいし時間的に制限があって)フラストレーション溜まりました。

で、それは仲介してる不動産屋さんが決めてるルールではもちろんないんですけど、前述の映画でレストラン入店を断られるシーンを観て私の中ではなんか重なったところがあって。


ポジティブに乱暴にまとめますと国際結婚によってより楽しめる映画の幅も広がることがあるよって話でしょうか。(以前書いた映画Get Outの感想しかり)




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